野伏ヶ岳（のぶせがたけ）1674ｍ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　郡上市石徹白


思いがけない雪で悪戦苦闘山頂手前で撤退

２００７/３/７　　　メンバー　単独後お姉さま３人

この季節にしか登れない山ということで野伏ヶ岳に行く、今年は雪は少ないし早く行かないと登れなくなってしまうんじゃないかと思ったが
郡上をすぎたあたりから雪がちらちら、朝のうちだけだろうなんて思いながら石徹白に向う。
橋の上は凍結している肩に力が入る
中居神社に着く銚子ヶ峰方面に行く道は雪の壁で通行止にしてあった
中居神社から下に下り石徹白川を渡ったところに駐車をする
今日はだれも来ていないようだ前日のものと思われる薄いトーレスがついている、トーレスをたどる右側に渡る橋があったが橋を渡ってから
戻るような感じがしたのでたぶんこの道は石徹白大杉方面の道につながっているんだろうと思い込む
橋を渡らず真っ直ぐにトーレスが付いているのでたどって行くと沢を渡っているので行ってみると行き止まりのようだ、トーレスは先には無かった。
昨夜から降った新雪でトーレスもはっきりしない。不安になりスキー場のリフト利用で大日ヶ岳にでも行くかと諦めて車のところに引き返す

すると女性３人組が民宿のおじさんに送られてこれから野伏ヶ岳に登ると言う、一緒に登ろうと言われご一緒させていただくことにする。
一度諦めかけていたところに３人の女神様の登場で元気が出る。
東京から電車で来て石徹白の民宿に泊まり野伏ヶ岳に登るという元気のいいおば様たちだった

中居神社下の橋を渡ったところの駐車場所　　　　新雪がうっすらと積もっていた、雪は降り止まない

最初にこの奥に行ってしまった　　　　　　　　　　　　　　　３人のおねー様たちの後を歩く　　　　　　　　　　　　　　　　　この橋を渡り林道を歩く

だんだん雪が多くなってきた途中から先頭を交代して歩く　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　和田山牧場跡の石碑

こんなに高いところに原っぱが昔は牛がのんびりと草をはんでいたのか
お天気が良いと別山、銚子ヶ峰、三ノ峰、願教寺山が望めるようだが今日はあいにくの雪で目の前の野伏ヶ岳も望めない

和田山牧場跡から先を行く姉さま達はつぼ足でスイスイ行くのに自分だけズボズボ足をとられる、重いのかな
スノーシューを履く今度はスイスイ快調になる先頭を行く
ダイレクト尾根取り付きのブナの太木を過ぎると急登になって来た雪も深くなってきてスノーシューではつらくなってきた。新雪の下は
雪が凍っていて滑るここでアイゼンをつける、先にお姉さまたちに行ってもらう。少しばてた

風も強くなってきて吹雪いてきた視界は利かない、先を行くお姉さまたちも見えなくなった。
自分一人ならもう諦めて撤退するところだが、ここでお姉さまたちの帰りを待つか、追いかけるか１２時を過ぎたし、気を取り直しお姉さまたちを
追いかけると皆さん座り込んでおられる。
もう撤退しますとの事　賛成　
撤退地点１４８０Mあと距離にして５００ｍ足らず山頂も望めない　
せっかく持ち上げたビールをのんですぐに撤退

登ってきた時のトーレスはすっかり消えている
和田山牧場後まで来てアイゼンからスノーシューに履き変える

全員無事到着お疲れ様でした。帰ってきたら車の上には２０センチ以上の雪が積もっていました。
民宿のおじさんがお姉さまたちを向かいに来てました

民宿のおじさんは昨日まではお天気よかったのにひどい日に来たね、なんて言われました
お姉さまたちとご一緒できたおかげで撤退はしたものの山頂直前まで登れたし、ラッセルは出来たし結構楽しかった山行でした